病院での治療のポイント!!うつ病は治療同盟を結んで治す

うつ病は家族全員で治す病気

親がうつ病になれば小さな子供は不安になり、混乱したりします。病気になる前はいつも遊んでくれていた母親が突然、人が変わってしまったようになるのですから当然でしょう。また、家族であっても見ていると怠け者にみえてしまうこともありますから、夫婦仲が悪くなり離婚となるケースも多いものです。特に年配者になるほど、精神的な病気に対して、病気と思っていない人が多く理解してもらえないこともあります。うつ病とは特殊な病気ではなく、よくある病気ですが、睡眠と休養が大切で薬だけの治療で治るものではありません。また、治療において何もかも医師任せで治せるものではないということを覚えておきましょう。また、本人は病気から逃げようとしますので、そのような時は家族がまず病気と向き合って治療を開始することが大事です。

本人を中心に家族と医療者が治療同盟を結ぶ

初診の時は生活の状況について質問されます。本人は食事を普通にとっているつもりでも、客観的にみるとそうでないこともあるので、同居している家族がいれば、初診の時に付き添っていくことで、より正確に医師や看護師に説明ができるでしょう。質問内容から、病気を診断し、治療方針が決められていきますから、とても重要になります。また、その場で一緒に治療方針について共有ができますし、協力して治療にのぞむという意思確認もできるでしょう。患者を中心に、家族と医師、看護師と心理カウンセラーなどの専門職がチームになって協力し合う同盟を結び、治していくのには、うつ病の治療が医師にすべてを求めても対応しきれない点や、医師に依存しすぎて病気が長引くのを防止するためでもあり、家族もそれを理解しておくことが大事です。

一人暮らしの場合はどうするのか

家族の協力は必要ですが、必ずしも頼れる仲にあるともいえないでしょう。一人暮らしで治療にのぞむ場合には、どうしても助けを求めたくなった時の連絡先をきめておきましょう。うつ病の治療の最中は自分でもコントロールしにくい気分の変化が訪れることがあります。寂しい、悲しい、不安だという負の感情が強くなり、自分ではどうしようもない状況になることもあるでしょう。また、それがもっと強くなると死にたい、消えてしまいたいということになります。その際に1からその場で状況説明をして、助けを求めるのは難しいですから、遠方に住む家族あるいは、恋人や友人など信頼おける人にあらかじめ理解をしてもらい、何らかの手助けをしてもらえるようにしておくといいでしょう。もし、家族以外に頼むときには、緊急時に医療上の対応が必要になった場合、家族の同意が必要なこともありますので、家族の連絡先をその人に伝えておくことも忘れないようにしましょう。

うつ病の治療には、十分な休養と薬を用いての治療があります。また、場合によっては精神療法などを組み合わせた治療法も考えられます。